当WEBサイトの写真は Leica SL2-Sで撮影しています。
このメディアを作ってみようと思い、写真撮影を考えた時、どのカメラがいいかを色々考えたのですが、慣れ親しんだLeicaがいいと思い、これまでは、M型しか使った事がなかったので、思い切ってミラーレス一眼のLeica SL2-Sにしました。
高画素機のLeica SL2も考えましたが、私の用途では、画素数もちょうど良いLeica SL2-Sが重宝しています。Leica SL2もLeica SL2-Sも、ちょうどキャンペーンをやっていて、かなりお得な値段になっています。購入したのは、ライカSL2-S & バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.セットになります。
今回、ライカ銀座店で購入しています。購入の際ライカ銀座店のベテランスタッフに色々相談してこのセットに決めています。長年ライカ銀座店で色々なお客にライカの魅力を広めた大ベテランで私も古くから知っています。
元は、ラボに居た方で、プロの最終仕上げをずっと見てきているので、写真を撮るところから、最終的に仕上げるところまでのプロセスを熟知していて、今回の話をした際、その用途であればSL2ではなくSL2-Sの方が、向いているとの意見と何故そうかの理由をわかりやすく説明してくれます。
SL2-Sの良さに、高感度の強さと、ファイルサイズの大きさが適度で使いやすい事が一番の理由になっています。元々、プロの最終仕上げを散々見た人なので、最終的なサイズや、トリミング耐性を考えた時マージンをどこまで許容するか、そのマージンにより実際のファイル管理や現像作業の負担をどこまで見るかなんかの話を色々して、どうせ買うなら高画素と思っていた自分の考えより、よりプロ的な考えのアドバイスをいただいてSL2-Sに決めました。
また、レンズも高性能な単焦点のものも多々ありますが、実際に撮って、どのサイズがしっくりくるかを見極めてからでも遅くないし、標準ズームながら、テレ端側の絵は十分高品質なので納得できるのではないかとの話や、ワイド端も、接写以外の撮り方なら問題ないことや、ライカの単焦点と比べてしまうと差を感じるけど、単体で見たらいいレンズであることなどを説明してくれます。
しばらく使ってみての感想は、この選択は良かった事を実感しています。今の私の写真の撮り方でなんら不満はなく、写真のクォリティもしっかりライカのクォリティで撮れています。M型のような趣味性の面白さはないのですが、撮れない写真はないという万能さはこのSLシリーズの最大の魅力になります。また、メニューやボタンなんかの考え方はM型と共通する部分があるので、取り扱い説明書も見ないでほとんど使えています。
そろそろ、モデル末期になって来ているので、次世代のSLシリーズも近いうちに出て来そうですが、しばらくはこのSL2-Sで十分なクォリティを保てているので、非常に満足度の高い買い物となりました。※記事の作成が2023年春先なので、2024年現在SLシリーズは後継のSL3にバトンタッチされました。
セルフィーで以下のような写真が撮れるのもライカSL2-S & バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.セットを選んだ事が大きいです。セルフィーはジッツィオのカーボン3脚を使い、Leica PhotosのアプリでiPhoneを簡易テザー化して撮影しています。
※WordPressの元記事は135フォーマットのアスペクト比2:3で写真を現像していますが、当サイトは大判フォーマットのアスペクト比4:5で写真を現像しています。
- 1枚目 カラー写真 GMTマスターの文字にピントがありますがライカらしいシャープネスはしっかり感じます。
- 2枚目 マクロレンズを使用していますが、ピントが薄くなり絞るので高感度特製が生きてきます。ベゼルの赤側と長針にピントを合わせています。
- 3枚目 画像耐性が強いので、トリミングしてコントラストを弄りモノクロ加工でアンティーク加工といった現像処理もお手のものです。
プロ用に作られているカメラですので、撮影プロセスも、現像プロセスも、最終的な画像としての仕上げも高いクォリティで行えます。ライカのアドバンテージである歴史あるレンズ資産を現代のデジタルカメラで利用したいという方にもおすすめです。
以下の技術使用にもありますが、動作温度や防塵防水性能がプロスペックである事を初め、センサーの画像エンジン性能、高感度特性、オートフォーカスの範囲と追従性、露出制御と範囲、フラッシュ制御など、撮れない被写体はないプロ仕様の万能フルサイズミラーレス一眼カメラです。
Leica Camera JP / Leica CL-2S テクニカルデータより写真撮影機能を抜粋しています。※ 私は使用していませんが動画撮影機能も優れています。
カメラ本体
- 型式 35mmフルサイズセンサー搭載ミラーレスシステムカメラ
- バッファメモリー 4GB(DNG™:999枚以上、JPEG:999枚以上)
- 記録媒体 UHS-I対応およびUHS-II対応(推奨)のSDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
- 材質 本体:アルミニウムおよびマグネシウムのフルメタル製 外装:合成皮革の外装 防塵・防滴仕様(IEC 60529のIP54相当)
- レンズマウント ライカLバヨネットマウント方式 カメラとレンズ間のデータ通信用の接点を装備
- 動作温度 -10 to +40°C
- 寸法(幅×高さ×奥行) 146 x 107 x 83 mm
- 質量 約840g(バッテリー含まず)/約920g(バッテリー含む)
撮像素子
- センサーサイズ CMOSセンサー 画素ピッチ:5.94μm 画素数:2460万画素(フルサイズ、6072×4056画素)、1060万画素(APS-Cサイズ、3984×2656画素)
- 手ブレ補正機能 方式:5軸ボディ内手ブレ補正機構 補正効果:5.5段
- フィルター RGBカラーフィルター、UV/IRフィルター ローパスフィルターはなし
- 画像処理エンジン LEICA MAESTRO III(ライカ・マエストロ・スリー)
- 記録形式 静止画:DNG™(RAW)、DNG™ + JPEG、JPEG(DCF/Exif2.31準拠)
- 動画:MP4(映像:H.264/MPEG-4 AVC、音声:2ch、48kHz/16bit、AAC)、MOV(映像:H.264/MPEG-4 AVC、音声:2ch、48kHz/16bit、LPCM)
- 記録画素数 35mmフルサイズ時
DNG™:6000×4000画素(2400万画素)
JPEG:6000×4000画素(2400万画素)、4272×2848画素(1220万画素)、2976×1984画素(590万画素)
APS-C時
DNG™:3963×2624画素(1030万画素)
JPEG:3963×2624画素(1030万画素)、2736×1824画素(500万画素)、1920×1280画素(250万画素) - 色深度 DNG™:14ビット、12ビット(超高速(25コマ/秒)で連続撮影時) JPEG:8ビット
- 色空間 静止画:sRGB 動画:Rec.709、Rec.2020(HLG)、L-Log
- ファイルサイズ DNG™:約44MB、JPEG:記録画素数や被写体により異なる
ファインダー/表示部
- ファインダー (電子ビューファインダー) 総ドット数:576万ドット 表示フレームレート:120fps 倍率:0.78倍 アスペクト比:4:3 視野率:100%、アイポイント:21mm 視度調整範囲:-4~+2dpt. アイセンサー付き(ファインダー表示と液晶モニター表示の自動切り換えが可能) 表示タイムラグ:0.005秒
- 液晶モニター タッチパネル液晶モニター 画面サイズ:3.2型 アスペクト比:3:2 ドット数:210万ドット LEDバックライト搭載 防傷・防指紋コーティング
- 上面ディスプレイ 高反射半透過型モノクロ液晶ディスプレイ 画面サイズ:1.28型 ドット数:128×128ドット 視野角:120° 防指紋コーティング
シャッター
- 形式 電子制御式フォーカルプレーンシャッター、電子シャッター
- シャッタースピード メカシャッター:30分(バルブ)~1/8000秒 電子シャッター:60~1/16000秒 フラッシュ同調速度:1/250秒
- シャッターボタン 2段階の作動ポイント:半押しで電子制御機能(オートフォーカスや測光)の作動、全押しでレリーズ
- セルフタイマー 2秒または12秒
- 連続撮影 低速:2コマ/秒、中速:5コマ/秒、高速9コマ/秒(AFc、AEロック、ホワイトバランス不使用時)、超高速:25コマ/秒(電子シャッターを使用、AFc、AEロック、ホワイトバランス不使用時)、インターバル撮影、オートブラケット撮影、
- マルチショット 9600万画素 (8枚の画像を1つの高解像度画像に合成)
フォーカス
- フォーカスモード オートフォーカス(インテリジェントAF、AFs、AFc、タッチAF)、マニュアルフォーカス マニュアルフォーカス時はフォーカスエイドおよびフォーカスピーキングを使用可能
- 検出方式 コントラスト検出方式およびデプスマップ方式
- AFモード インテリジェントAF(AFsとAFcを自動的に切り換え)、AFs(シングル、フォーカス優先)、AFc(コンティニュアス、レリーズ優先)、 AF設定は保存可能
- AF測距 スポット測距(位置を変更可能)、1点測距(位置を変更可能)、多点測距、ゾーン測距(位置を変更可能)、顔認識、追尾AF、タッチAF
- AF測距点 225点
露出制御
- 測光方式 TTL測光
- 測光モード 中央重点測光、多点測光、スポット測光
露出モード プログラムAE(P)、絞り優先AE(A)、シャッター優先AE(S)、マニュアル露出(M) - 露出補正 ±3EVの範囲で1/3EVステップまたは1/2EVステップ
- オートブラケット撮影 最大±3EV、1/3EVステップ、3枚または5枚
- ISO感度 オート:ISO 100~100000 マニュアル:ISO 50~100000
- ホワイトバランス オート、晴天/5200K、くもり/6000K、日かげ/7000K、白熱灯/3200K、HMI/5600K、蛍光灯-暖色/4000K、蛍光灯-寒色/4500K、フラッシュ/5400K、グレーカードライブビュー、マニュアル設定、色温度設定(2000~11500K)
フラッシュ制御
- フラッシュユニットの接続 アクセサリーシューに接続
- フラッシュ同調速度 フラッシュマーク:1/250秒 これより遅いシャッタースピードでのフラッシュ撮影も可能 これより速いシャッタースピードに設定された場合は、自動的にハイスピードシンクロ撮影に切り換わる(ハイスピードシンクロ機能に対応したライカ製のフラッシュユニット使用時)
- フラッシュ同調速度 撮影直前にプリ発光を行うTTL中央重点調光(ライカSF26、SF40、SF58、SF60、SF64、他社製の対応フラッシュユニット、ライカSF C1使用時)
- 調光補正 ±2EVの範囲で1⁄2EVステップ(ライカSF 40使用時)
±2EVの範囲で1⁄3EVステップ(ライカSF 60使用時)
その他の機能
- マイク 内蔵マイク:ステレオ 外部マイク端子(3.5mmステレオジャック、プラグインパワー方式、約2.5V)あり
- スピーカー 内蔵スピーカー:モノラル ヘッドフォン端子(3.5mmステレオジャック)あり
- Wi-Fi(無線LAN) アプリ「Leica FOTOS」が必要(Apple社のApp Store™およびGoogle Play ストア™からダウンロード可能) 準拠規格:IEEE 802.11b/g/n(無線LAN標準プロトコル、2.4GHz帯、使用周波数範囲/中心周波数:1~11ch/2412~2462MHz)、IEEE 802.11ac(無線LAN標準プロトコル、2.4GHz帯および5GHz帯、使用周波数範囲/中心周波数:39~48ch/5180~5240MHz、52~64ch/5260~5320MHz、100~140ch/5500~5700MHz) 暗号化方式:Wi-Fi準拠 WPA™/WPA2™
- Bluetooth 準拠規格:Bluetooth Ver. 4.2(Bluetooth Low Energy(BLE)) 使用周波数範囲:2402~2480MHz
- GPS機能 アプリ「Leica FOTOS」を使用
- 表示言語 英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、日本語、簡体中国語、繁体中国語、韓国語
電源
- 充電式リチウムイオンバッテリー(BP-SCL4) 定格電圧:DC 7.2V 定格容量:1860mAh 充電時間:約140分(完全放電状態から)
- 撮影可能枚数:約510枚(CIPA規格による、オートパワーオフを10秒に設定)、約1430枚(CIPA規格による、一定の撮影手順の繰り返しにより測定*、オートパワーオフを5秒に設定)
* 次の撮影手順の繰り返しにより測定:電源ON→3秒ごとに1枚撮影→10枚撮影後に電源OFF→5分待機→電源ON→3秒ごとに1枚撮影→50枚撮影後に電源OFF→5分待機 - USB充電/給電 スタンバイモード時および電源OFF時にUSB充電が可能、電源ON時にUSB給電が可能
- バッテリーチャージャー (BC-SCL4) 定格入力:AC 100~240V(50/60Hz、自動切替)、0.25A 定格出力:DC 8.4V、0.85A
Leica Ginza Store
ライカSL2-S & バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.セットはライカ銀座店で購入しています。
日本最初のライカ直営店で、ライカに熟知したスタッフが、色々提案してくれるので、満足いく買い物が出来るのでおすすめです。M型の撮影プロセスの面白さや、M型のレンズは、非常に面白い写りをします。また今回私が購入した、SLシリーズは万能で撮れない写真はないカメラですが、出てくる絵は間違いなくライカクォリティです。