私が撮影で使用するLeica SL2-Sは、ライカ銀座店で購入しています。日本初のライカ直営店で、最新機種の販売や展示をはじめ、プロストアというプロが使用する環境を用意するスペースや、修理や点検を行うカスタマーも併設されています。購入から整備を含め、ライカの製品に精通した専門のスタッフの方がトータルで対応しますので購入も、その後のケアも含めライカの製品を安心して楽しめます。
SL2-Sの記事で書きましたが、一般的な販売も当然ながら、写真撮影の用途を明確にすると、顧客でもあるプロの実例からより具体的な機材選択の提案をしてくれます。現代のデジタルカメラは割とライトな使い方をするケースの方が多いのですが、写真作品として最終的に仕上げる為にプロがしている例を参考に機材を選択してくれるので、よりクォリティの高い写真を作りたいと考えている方にとってもおすすめのショップです。
M型ライカは、ここで語るまでもないくらい愛好者が多く、実際にいつの時代も高性能であり、特筆すべきはレンズの性能が高く他のメーカーのレンズでは表現出来ない世界を持っています。今の時代デジタルで簡単に写真が撮れる中、基本マニュアルで全ての操作を人が行うM型ライカが世界中の人に愛されているのも、ライカの高性能な機材と特殊な撮影方法、多くのプロが歴史に残る作品をM型ライカで撮影していることが大きいのではないかと感じています。
ちょっと敷居が高く、ブランドイメージや機材の全貌が、初めて触れる方にとってはわかりにくい世界ではありますが、実際にお店を訪れて、機材に触れ、精通したスタッフの方と話をすることで、理解できると思います。
総じて輸入品でブランド性が高いものは高額になっていて、ライカの製品も高額ではありますが、一度使うと離れられない高いクォリティと独特の世界観があり、写真を単なる記録から、印象的な記憶や、場合によってはアートとして昇華するライカの写真機材の思想に触れると抜け出す事が出来ない愛好者を産む凄いブランドです。
そんな世界観を身近に感じることができるのがライカ直営店であるライカ銀座店となります。
WEBサイト https://leica-camera.com
ライカ銀座店 | Leica Camera JP
〒104-0061
東京都中央区銀座6-4-1
Phone 03-6215-7070 | Fax 03-6215-7071
OPEN 11:00 - 19:00
月曜定休
記事にしたSL2-Sをはじめ、M10Rブラックペイントや、Apo-Summicron-M 35/2などを購入しています。他に購入したのはMモノクローム初代やSummilux-M35/1.4やM35/1.4,Apo-summicron-M 50/2,M90/2,Leica MDというデジタル初の背面液晶なしのモデルや、手放してしまいましたがM10も購入しています。
元々はM3というフィルムカメラから始まり、現在のデジタル最新であるM11に引き継がれています。M型ライカの凄さは初代M3からマウントが共通で1950年代に製造されたM型レンズから、現代最新のレンズまで使う事が出来ます。この事がフィルムのM型ライカが他のメーカーのものに比べ今でも普通に使われている事につながり、愛好者の多さも他のカメラを圧倒しています。
技術的な話ですがフランジバックの関係でレンズ選択が限られてしまう問題があり、マウントを一度変更したCanonやマウントを変更出来ず、古いマウントの呪縛から離れられなかったNikonとの違いがあり、古くからの顧客を大事にするのもライカの特徴です。フランジバックの問題は今やミラーレスで解決されています。そう考えるとSONYのα7の功績は大きかったです。
余談が多くなりましたが、ライカのカメラは一度手にし、面倒なプロセスを経て使えるようになると離れられなくなる不思議なカメラです。そこに技術側面や歴史が多々絡んでいるのも面白く、そのことが御多分に洩れず私がライカを愛する理由でもあります。