ページ作成に必要なDrupalの基本概念を書いてきましたが、複数記事に渡り冗長でわかりにくい記事なので整理します。
Drupalをインストール後、テーマを決め、実際にページを作成して行きます。恐らく大半の方が、デフォルトで用意されるページをそのまま使用せず、好みの形や、目的に応じた形で構成して使用していく事を考えるのではないかと思います。私自身も、デフォルトをそのまま使用することは考えず、記事を掲載する為に最適な形に変更した上で公開しています。
Drupalのインストール当初、目的とする構成でページを作成する方法がわかり難かった事から、ページを作成する為に理解した事を記事としてまとめています。概念やルールを文章にして、簡単な構成図とともに記事をまとめていますがこの形で書いた記事が長くなり、何を目的とした記事かが解り難くなってしまったので、今回整理しています。
Drupalのメニュー構成を理解する
- DrupalのAdminコンソールの各メニューが何をする為のメニューであるかを理解をする事
- コンテンツという言葉の意味を理解する事
- タイプの意味を理解する事
- 各メニュー構成と機能の置き場所を把握する事
コンテンツメニュー
- ページ作成やブロック作成はコンテンツメニューで行う事を理解する事
- ページ作成で使用するコンテンツタイプやブロックタイプはテンプレートである事を理解する事
- コンテンツタイプの詳細の設定はコンテンツメニューではなくサイト構築 > コンテンツタイプで行う事を理解する事
サイト構築メニュー
- ページを含めたサイト構成を設定するのはサイト構築のメニューで行う事を理解する事
- サイト構築メニューに用意される各機能が何を行うものかを理解する事
- 構成要素を入力し表示させるフィールドという考え方を理解する事
- サイト構築メニューに用意される機能の置き場所を把握する事
Drupalでページを作成し公開
- ページを作成するコンテンツタイプの確認
- 目的とする構成のコンテンツタイプの設定
- タクソノミーの設定
- コンテンツタイプに必要なフィールドを追加する
- ブロックレイアウトの確認と設定
補足事項
- サイトを構築する為に必要となる要素を整理して考えること。
- タグやカテゴリーを構成するタクソノミーの概念と理解
- 単一ページをリスト表示させる仕分け条件をページに持たせる事の理解
- ページの投稿日と制作者を持たせる意味の理解
Drupalのメニュー構成を理解することは、Drupalの機能の概要を理解し、目的の機能がどこに置かれているかを把握し、必要に応じて使用する為に必要な事なので記事としてまとめています。
#C12 Admin Console.
Admin Console.の概要を記事にまとめています。Drupalの機能の全貌を理解するにはメニュー構成を理解し把握する事が近道であります。必要とする機能の置き場所を把握する事はDrupalを利用していく上で基本となるので最初の記事にしました。
Drupalでページを作成するには、コンテンツメニューからコンテンツタイプを選択しページを作成して行きます。コンテンツメニューの概要を理解するために構成をまとめています。コンテンツメニューは用意されたコンテンツタイプを選びページを作成する機能となっており、コンテンツタイプとはページ作成のテンプレートになっています。コンテンツメニューではコンテンツタイプの設定を変更する事が出来ません。
#C13 Drupal > Content.
コンテンツメニュー、コンテンツタイプという似たような名前でそれぞれの機能や目的が言葉からは理解し難いので概要をまとめています。この記事の目的が、コンテンツメニューで出来ることは、用意されたコンテンツタイプを選択してページを作成するためのメニューであることの理解。コンテンツタイプとは、ページを作成する為のテンプレートであるという事の理解。コンテンツメニューでは用意されたコンテンツタイプの設定は出来ないということの理解。の3つの理解をする為に書いた記事になります。
コンテンツメニューに用意されるコンテンツタイプの追加や設定は、サイト構築メニューで行います。コンテンツメニューだけでなく、今回の記事では取り上げていませんが、ページを自由にリスト化出来るビューの機能などサイト構築で必須となる設定を統合して行えるメニューになっています。
#C14 Drupal > Structure.
コンテンツメニューに用意されるコンテンツタイプの追加や設定を行うサイト構築のメニューの説明になります。今回の記事ではタクソノミーの設定と、コンテンツタイプの設定に関わる内容を中心とした記事となっています。サイト構築のメニューは、サイトを構成する要素や機能を設定するメニューであり、単一のページを構築するだけでなく、サイト全体の構築を行う上で必要な機能の設定を行うのでDrupalを利用する上で重要なメニューとなります。
前項で概要を説明した、サイト構築メニューでタクソノミーの設定を行い、実際に使用するコンテンツタイプを設定します。サイト構築メニューで設定した、コンテンツタイプを使用してページを作成する過程を、実際に公開した記事を実例で解説しながら説明しています。この記事で、デフォルトのページ構成から目的とする構成に変更したページの作成と公開を記事としてまとめています。
#C15 Content and Structure.
Drupalでデフォルトではない構成のページを作成するプロセスを記事でまとめています。サイト構築メニューで必要な設定を行い用意するコンテンツタイプで実際に作成し公開した記事を実例として記事にしています。この記事で前項で記事にした、コンテンツメニューとサイト構築メニューの実際の使用方法を含めて理解する為に書いた記事となっています。
私がDrupalをインストールし、テーマにBootstrap5のテーマを選び、ページを作成してサイト構築を進めていますが、最初に記事を作成した時に、ページの構成を変更したいと考え、ページ構成を変更するには何を行えば良いかを理解する事から始めています。
- デフォルトで用意される記事のコンテンツタイプを選択して、試しに記事を書いてみて変更点を考えた際に、デフォルトで用意される記事のコンテンツタイプでページを作成すると、パンくずリストがページ上段の右側に表示されます。このパンくずリストをページ最後に移動したいと考えます。
- デフォルトで用意される画像を配置するフィールドは、ページのトップ一箇所に指定されています。記事を書くCKEditorにも画像を配置する機能がついていますが、CKEditorで画像を配置すると、jpegのままでWebpで画像をアップロードする事が出来ません。
- 今回の記事では触れていませんが、Drupalの機能に画像を最適化する機能があり、目的に応じて画像サイズの指定と公開するファイルタイプをjpegからWebpに変換してくれる機能を持っています。この機能はCKEditorで画像を配置すると利用出来ないので、追加したい画像のフィールドをコンテンツタイプに設定します。
- 今回は単一ページを作成する記事なので、作成したページをリストにまとめていく方法に関わる内容に触れていませんが、後に作成した記事をリストでまとめていくには、作成するページにタグやカテゴリーを持たせる必要があります。デフォルトのコンテンツタイプにもタグ機能を持たせていますが、私がページをリスト化し整理したい用途でのタグの設定がされていないので、タグ要素とカテゴリー要素としてタクソノミーを設定したいと考えます。
以上の変更点をどうすれば行えるのかを調べ変更しています。
デフォルトで用意されるコンテンツタイプのページ構成から目的のページ構成に変更したいと考えDrupalの機能を色々と調べ、実際に設定を行って行きます。この過程で、Drupalでサイト構築を進める為に行う構成や設定を行う為に必要なルールが見えて来ます。このルールを理解することが今回4記事に渡り書いた記事の目的になります。
Drupalのルールという言葉になっていますが、Drupalを利用する基本的な概念に、用意される機能は設定と実使用を分けて考えています。この概念を理解するとメニューに分かれ分布する各機能の構成の意味が理解出来ます。
目的とする構成や構築に必要な機能はどこにあり何を設定する必要があるのか?という実際にDrupalを利用していく上で必ず生じる疑問も設定と実使用という概念を理解することで、用意されるメニュー構成を見るとある程度予測出来るようになります。
Short break
Drupalの多言語化機能を使用してみようと考え英語サイトを作成しています。この作業により本来進めるDrupalの機能の説明の記事が止まっています。小休止として現時点で行っている内容を簡単に書き出してみました。