#C14 Drupal > Structure.

コンテンツがページを作成するメニューと前項で理解しましたが、ページ構成やサイトの構成に関わる設定を行うメニューが今回説明するサイト構築のメニューになります。

Structure.

サイト構築のメニューはその名の通り、サイトを構築する為に必要な各要素の設定を行うメニューになります。ページ内の構成の設定や作成を行うコンテンツタイプのメニューをはじめ、ヘッダーやフッター、サイドメニューなど、ページ全体のレイアウトの設定や表示可否の設定を行うブロックレイアウトのメニュー、タグやカテゴリーの設定を行うタクソノミーのメニュー、作成したページを条件で抽出し、任意に並べて表示する、リストページやリストブロックを作成する、Viewsのメニューなど、WEBサイトを構成する為に必要な設定を集約したメニューとなっています。

前回のコンテンツメニューの記事と、今回のサイト構築メニューの説明をしているのは、DrupalでWEBサイトを構築していると、コンテンツメニューでコンテンツタイプを選んでページを作成し、サイト構築メニューでページの構成要素を変更し、コンテンツメニューに戻り変更した形でページを作成するという、メニュー間を行ったり来たりするケースが結構あります。ちょっとした事ですが、設定のためにメニューを行き来する必要があることを理解すると効率的で自由度の高いDrupalの利点を活かす事になります。

1.Menu Structure.

サイト構築のメニュー構成をご覧いただくとWEBサイトの構築に必要と考えられるメニューはほぼ網羅されています。コメントタイプ、コンテンツタイプ、ブロックタイプは、ページ作成に直接関連する項目で、コンテンツメニューで使用するページやブロックのテンプレートを作成したり編集するメニューと考えるとわかりやすいと思います。

タイプと名前の付くメニューが編集や作成後にページ作成で使用するという2次的な使用を行う事に対して、コンタクトフォーム、タクソノミー、メニューは作成と編集が完了したら直接使用する項目になります。

ディスプレーモードとビューはページのリスト化に関わる編集や作成を行うメニューとなっています。ビューは非常に優れた機能で、リストページを様々な条件で柔軟に作成出来ます。タクソノミーで設定したカテゴリーやタグがリスト化されてページとして使用出来るのもビューの設定によるものです。

ブロックレイアウトは、基本となるページに、ブロックを挿入する機能になります。ヘッダーやサイドバーフッターといったページ構成を自由に構成する機能となっており、コンテンツタイプや、ボキャブラリー、URLの条件を指定することで、ページの目的に応じてページのレイアウトを自由に構成出来ます。

サイト構築は以下のようなメニュー構成になっています。

サイト構築

ホーム > 管理 > サイト構築 > コメントタイプ

  • コメントのフォームとディスプレイの設定を行います。

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンタクトフォーム

  • コンタクトフォームの作成や管理を行います。

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ

  • コンテンツのフィールドとフォーム、表示設定の作成と管理。

ホーム > 管理 > サイト構築 > タクソノミー

  • コンテンツのタグ付けや分類を管理します。

ホーム > 管理 > サイト構築 > ディスプレイモード

  • コンテンツとフォームに対してどの表示が利用できるかを設定します。

ホーム > 管理 > サイト構築 > ビュー

  • コンテンツのカスタマイズされたリストを管理します。

ホーム > 管理 > サイト構築 > ブロックタイプ

  • コンテンツブロックのフィールド、フォーム、表示設定を作成、管理します。

ホーム > 管理 > サイト構築 > ブロックレイアウト

  • サイトのサイドバーや他のリージョンに表示されるブロックコンテンツを設定します。

ホーム > 管理 > サイト構築 > メニュー

  • メニューリンクとメニューの管理。

サイト構築メニューの各項共通として新規作成や編集の基本にフィールドによる機能の管理しています。

各メニューに共通する基本の設定項目

  1. [ XXXタイプの追加 ]で新規のタイプを作成する機能
  2. 既存で用意されている[ XXXタイプ ]が一覧で表示されるので、選択し編集やフィールドをクリックする事で、設定を行う機能

項目によりますが新規、既存の編集は、[編集]、[フィールド]、[フォームの表示]、[表示]、メニューにによっては[権限]を編集して設定して行きます。以下4項目の管理で行うのは全てフィールドの設定と表示に関わるものになります。

  1. 編集 // ラベルと管理コメント、システム内部名称の設定
  2. フィールドの管理 //使用するフィールドの管理や設定
  3. フォームの表示管理 // Adminコンソールの表示管理
  4. 表示管理 // 公開したコンテンツの表示管理

簡単な説明ですがメニュー構成が理解出来たので各項目を見て行きます。

1-1.Comment Type.

記事にコメント欄を表示させる場合に、何を表示するかを設定します。基本的にコメントを入れるエディターが用意されていますが、必要に応じて画像やファイルなどの選択も可能です。一般的な使用例はブログのコメントですが、フィールドを複数持たせる事で、テーマを決めたアンケートやディスカッションとしての記事を作成する事も出来ます。

コメントタイプ

ホーム > 管理 > サイト構築 > コメントタイプ

  • 新規のコメントタイプの追加と既存のコメントタイプの編集 > フィールドの管理

ホーム > 管理 > サイト構築 > コメントタイプ > Manage > デフォルトのコメント

  • ラベルとシステム内部名称の管理

管理メニュー説明

ホーム > 管理 > サイト構築 > コメントタイプ > Manage > デフォルトのコメント > フィールドの管理

  • 新しいフィールドの追加
  • 既存のフィールドの編集

ホーム > 管理 > サイト構築 > コメントタイプ > Manage > デフォルトのコメント > フォームの表示管理

  • 管理メニューに表示されるフィールドの順序
  • 管理メニューに表示される各フィールドの設定

ホーム > 管理 > サイト構築 > コメントタイプ > Manage > デフォルトのコメント > 表示管理

  • サイトに表示されるフィールドの順序、表示非表示の管理
  • サイトに表示されるラベルの表示非表示の設定
1-2.Contact Form.

コンタクトフォームの設定を行います。フォームの項目にあたる名前やタイトル、メールアドレスなどのフィールドや値の設定、コンタクトフォームから送られたメッセージを受ける受信者とアドレスの設定、送信後のメッセージの送信や、送信後のページ上へのメッセージの表示などを設定します。

複数のフォームを作成し、目的毎に使いわけることも出来ますので、問い合わせ用のフォームとアンケートの募集フォームなどを用意して使用するなど、運営目的に応じたフォームを作成出来ます。

コンタクトフォーム

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンタクトフォーム

  • 新規コンタクトフォームの追加
  • 既存のコンタクトフォームの編集 > フィールドの管理
  • ※ デフォルトでコンタクトとウエブサイトフィードバック、パーソナルコンタクトフォームが用意されています。

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンタクトフォーム > Manage > ビュー

  • コンタクトフォーム表示画面の確認

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンタクトフォーム > Manage > コンタクトフォームを編集

  • ラベル、受信者のアドレス、送信後のリダイレクトの設定、デフォルトの可否選択

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンタクトフォーム > Manage > コンタクトフォームを編集 > フィールドの管理

  • 新しいフィールドの追加
  • 既存フィールドの編集 ラベルとフィールドの値を編集

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンタクトフォーム > Manage > コンタクトフォームを編集 > フォームの表示管理

  • 管理画面のフィールドの順序
  • 各フィールドの設定

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンタクトフォーム > Manage > コンタクトフォームを編集 > 表示管理

  • サイトで表示されるフィールドの順序、表示非表示の管理
  • ラベルの表示非表示の設定
1-3.Content Type

前項の記事でも登場したコンテンツタイプになります。コンテンツメニューのページ作成で使用するコンテンツタイプの作成や編集をここで行います。フィールドの追加で、デフォルトでは用意されていないタグや投稿日時などを追加します。表示管理で追加したフィールドの表示箇所を自由に設定出来ます。画像のフィールドを選択すると、表示する画像サイズの設定も行えます。

ここでの設定は、コンテンツメニューで使用するページタイプのテンプレートを設定すると考えると理解しやすいと思います。使用するテンプレートのフィールドを追加したり、並べ替えたりと自由に設定するメニューであり、フィールドとはタグや画像やテキストなどページで表示させたいコンテンツ要素となります。

コンテンツタイプ

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ

  • 新規コンテンツタイプの追加
  • 既存のコンテンツタイプの編集 > フィールドの管理
  • ※ デフォルトで基本ページと記事のコンテンツタイプが用意されています。

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 記事

  • ラベル、投稿フォームの設定、掲載オプション、言語の設定、表示設定、メニューの設定

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 記事 > フィールドの管理

  • 新しいフィールドの追加、既存のフィールドの再利用
  • 既存フィールドの編集、フィールドの値を編集
  • ※ ここでタグの追加や画像の追加などページ構成要素を追加します。

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 記事 > フォームの表示管理

  • 管理画面のフィールドの順序
  • 各フィールドの設定

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 記事 > 表示管理

  • フィールドの順序、表示非表示の管理
  • ラベルの表示非表示の設定
  • Default、RSS、ティーザーの表示設定もここで行います。

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 記事 > 権限の管理

  • コンテンツタイプの権限を管理します。
     
1-4.Taxonomy.

Drupalではタクソノミーとして使用するタグやカテゴリーという概念はなく、ボキャブラリーという親要素とボキャブラリーに配置するタームをタグやカテゴリーとして使用します。

Drupalにタグという概念がないので、タームで設定したタグをカテゴリー的に使用したり、カテゴリーをタグ的に使用する事が出来ます。タームというDrupalの概念の恩恵は後述する、Viewsでの抽出条件の柔軟さにつながっており、タクソノミーでタームの設定を上手く設定する事で作成したページの多角的な利用をする事が出来ます。

コンテンツメニューでページ作成という基本概念はありますが、タクソノミーで設定したタームをそのままリストページとして使用することが出来る事など、Drupalの情報整理の柔軟さを感じる機能になります。

ボキャブラリーの設定でタームに表示させるフィールドの設定を行います。タームはボキャブラリーで設定したフィールドを使用してHTML要素を持たせてリストページとしての使用が可能となります。

タクソノミー

ホーム > 管理 > サイト構築 > タクソノミー

  • ボキャブラリーを追加
  • 既存のボキャブラリーの編集 > タームのリスト

ホーム > 管理 > サイト構築 > タクソノミー > Manage > タグを編集

  • ボキャブラリーの編集
  • タイトル、説明、言語選択など

ホーム > 管理 > サイト構築 > タクソノミー > Manage > タグを編集 > タグ

  • タームを追加
  • 既存タームの編集
  • タームの説明をHTMLでページ化が可能
  • URLのエイリアスの設定が可能
  • この事でリスト化されたページとしての使用が可能

ホーム > 管理 > サイト構築 > タクソノミー > Manage > タグを編集 > タグ > フィールドの管理

  • 新しいフィールドの追加、既存のフィールドの再利用
  • 既存フィールドの編集、フィールドの値を編集

ホーム > 管理 > サイト構築 > タクソノミー > Manage > タグを編集 > タグ > フォームの表示管理

  • 管理画面のフィールドの順序
  • 各フィールドの設定

ホーム > 管理 > サイト構築 > タクソノミー > Manage > タグを編集 > タグ > 表示管理

  • フィールドの順序、表示非表示の管理
  • ラベルの表示非表示の設定
1-5.Display Mode.

コンテンツやフォームに対してどの表示方法を利用できるかを設定するメニューになります。ビューモードとフォームモードがあります。ビューモードにはコンテンツ、コンテンツブロック、コメント、コンタクトメッセージ、タクソノミーターム、ユーザーのメニュー、フォームモードはユーザーが設定されています。

当初、ディスプレーモードの設定の結果がディスプレーモード内で確認出来ない事で、ディスプレーモードの設定の意味や必要性が理解出来ませんでした。理解出来たのは、後述するビューのメニューで、記事で作成したページのリストページを作成する際に、リストページの表示形式に、ディスプレーモードで設定されている、ティーザーや本文を選択して表示を行えます。この事で、ディスプレーモードの設定の必要性と意味がなんとなく理解出来ます。

コンテンツのティーザーや本文がデフォルトで選択されている事で、最初に設定を行わなくても、ティーザーや本文の表示が出来ていたことがディスプレーモードの設定や必要性が理解出来なかった理由になります。

ディスプレーモードを設定する必要があるコンテンツのティーザーや本文表示がデフォルトで設定されているので設定を変更したり新規で追加する必要はないのですが、今後ビューモードを異なる形で表示したいと考えた際に設定を行うメニューとなります。

ディスプレイモード

ホーム > 管理 > サイト構築 > ディスプレーモード

  • ビューモード
  • フォームモード

ホーム > 管理 > サイト構築 > ディスプレーモード > ビューモード

  • ビューモードの追加、編集
  • コンテンツ、コンテンツブロック、コメント、コメント、コンタクトメッセージ、タクソノミーターム、ユーザー
  • 表示項目を設定
  • 表示項目を選択するとポップアップで設定画面が表示され、該当するタイプを選択

ホーム > 管理 > サイト構築 > ディスプレーモード > フォームモード

  • ビューモードの追加、編集
  • 登録
  • 表示項目を設定
  • 表示項目を選択するとポップアップで設定画面が表示され、該当するタイプを選択
1-6.Views.

コンテンツのカスタマイズされたリストを管理します。記事で作成したページのリスト化されたページを作成します。コンテンツタイプの指定や、タクソノミーのタグにより、必要条件で抽出されたページのみのリストを作成します。ビューメニューで抽出したリストをページ化したりブロック化出来ますので、ビューメニューもページを作成する機能を持つメニューになります。

ページやブロックを作成する事が出来るので、抽出したページのリストを表示する形式として1-5.ディスプレーモードで設定したティーザーや本文の表示方法を選択して表示出来ます。

表示形式のフォーマットは

  1. グリッド
  2. HTMLリスト
  3. レスポンシブグリッド
  4. テーブル
  5. フォーマットなしの一覧

から選択します。

設定のカスタムクラスにCSSのclassを登録することでデザインをカスタマイズする事が出来ます。

ビューメニューはDrupalを利用する利点の一つで、作成したページを目的に応じて仕分けし、必要な箇所に柔軟に表示させる事が出来るので作成した記事をピンポイントでユーザーへ告知したり、記事どうしの関連性を持たせてユーザーへ告知するなど目的とするWEBサイトを柔軟に構成する事が出来ます。カテゴリー分けのリストページの作成や、タクソノミータームで仕分けしたリストページの自動生成などビューメニューの設定で行なっています。

ビューメニューの設定は、DrupalでWEBサイトを構築する重要なポイントでもあるので、別記事で実例を挙げてもう少し詳しく説明できればと考えています。

ビュー

ホーム > 管理 > サイト構築 > ビュー

  • リスト ビューで作成したリストが表示されます。
  • 設定 //ビューメニューの基本設定
  • ビューを追加

ホーム > 管理 > サイト構築 > ビュー > View

  • Creationブロックの設定画面
  • Page / Blockの選択 Pageの構成になります。
  • タイトル、フォーマット、フィールド、フィルターの条件、並べ替え基準
  • ページの設定、ヘッダー、フッター、結果が返されなかった場合の動作、ページャー、言語
  • 高度な設定 > Relationships、コンテクスチュアルフィルター、外部設置フォーム、その他

ホーム > 管理 > サイト構築 > ビュー > View

  • Creationブロックの設定画面
  • Page / Blockの選択 Pageの構成になります。
  • タイトル、フォーマット、フィールド、フィルターの条件、並べ替え基準
  • ブロックの設定、ヘッダー、フッター、結果が返されなかった場合の動作、ページャー、言語
  • 高度な設定 > Relationships、コンテクスチュアルフィルター、外部設置フォーム、その他

Page / Block共通の設定項目

  • フォーマットで表示スタイルの選択、設定でカラム数やCSSのデザインの設定
  • フィールドで表示項目を選択 タイトル、Body、投稿日、設定したタクソノミーターム
  • フィルターの条件で掲載と、抽出条件を設定 タクソノミーターム = Creation
  • 並び替え基準 投稿日新しい順を選択
  • パス /creation
  • ヘッダー HTMLにて説明を作成
  • ページャー ミニページャー、10件づつ

以上の設定を行い/creationのリストページを作成しています。

1-7.Block Type.

ブロックタイプは、1-3.コンテンツタイプのブロック版になります。コンテンツで使用するブロックタイプをここで作成したり設定します。デフォルトでは、基本ブロックと検索ブロックが用意されています。コンテンツタイプで使用する。ブロックタイプを新規作成したり、設定したりするメニューになります。実際の設定はフィールド単位での追加や設定になり、設定項目は選択したフィールドに割り当てた機能の設定を行います。

ブロックタイプ

ホーム > 管理 > サイト構築 > ブロックタイプ

  • 新規ブロックタイプの追加
  • 既存のブロックタイプの編集 > フィールドの管理
  • ※ デフォルトで基本ブロックと検索が用意されています。

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 基本ブロックを編集

  • ラベル、説明、言語の設定

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 基本ブロックを編集 > フィールドの管理

  • 新しいフィールドの作成
  • 既存フィールドの編集、フィールドの値を編集
  • ここで画像やタグの追加新規追加や、既存で用意された本文のフィールドを編集します。

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 基本ブロックを編集 > フォームの表示管理

  • 管理画面のフィールドの順序
  • 各フィールドの設定

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 基本ブロックを編集 > 表示管理

  • フィールドの順序、表示非表示の管理
  • ラベルの表示非表示の設定

ホーム > 管理 > サイト構築 > コンテンツタイプ > Manage > 基本ブロックを編集 > 権限の管理

  • ブロックタイプの権限を管理します。
1-8.Block Layout

サイトのサイドバーや他のリージョンに表示されるブロックコンテンツを設定します。このメニューもDrupalを利用する利点になる機能になります。ページに表示させるブロックのレイアウトを自由に設定出来ます。レイアアウトは使用テーマによって異なりますが、ヘッダーを上中下段、メインコンテンツ、左右サイドバー、フッターも上中下段などの形で分かれており、表示させたい箇所に指定のブロックを挿入して表示させる事が出来ます。このブロックを挿入するヘッダーなどをリージョンと呼び、リージョンを指定してブロックを挿入します。

実際の表示を確認したい場合は、ブロックリージョンの表示機能があるので、ブロックリージョンの表示を見る事でヘッダーやフッターなどのレイアウトを確認することが出来ます。

新規にブロックを挿入するには、所定のリージョンを選び、ブロックの配置をクリックし、メニューに表示されるブロックを選択して配置します。ここに表示されるブロックは、コンテンツで作成したブロックと、Drupalがデフォルトで用意するブロック、テーマが用意するブロックが表示されるので、目的に応じて選択します。

ブロックの設定にページという項目があり、ここにパスを指定する事で特定のページに表示したり、逆に特定のページには表示しないという設定も可能ですので、サイト内のページレイアウトを目的とする形に構成する事が出来ます。

ブロックレイアウトのメニューの設定も、DrupalでWEBサイトを構築する重要なポイントでもあるので、別記事で実例を挙げてもう少し詳しく説明できればと考えています。

ブロックレイアウト

ホーム > 管理 > サイト構築 > ブロックレイアウト

  • インストールされたテーマの一覧
  • テーマ毎にブロックレイアウトの設定が出来ます。
  • ※ Bootstrap5のサブテーマを使用
  • 各リージョンを選択し、ブロックを挿入したり設定します。
  • SYSTEM、Core、コンテンツブロック、Views、Helpのコンテンツブロックが使用可能

ホーム > 管理 > サイト構築 > ブロックレイアウト > Manage > ブロックの設定

  • タイトルの表示可否
  • 言語
  • レスポンスステータス
  • ページ URLで表示非表示の管理
  • 役割 ユーザーの役割で表示非表示の管理
  • コンテンツタイプ コンテンツタイプで表示非表示の管理
  • ボキャブラリー ボキャブラリーで表示非表示の管理
1-9.Menu

メニューリンクとメニューの管理を行います。ページTOPのヘッダーに表示されるメニューや、Adminコンソールで使用するメニューなどの追加や設定を行うメニューになります。テーマが用意するナビゲーションメニューとAdminコンソールで使用する管理メニューがデフォルトで用意されています。

デフォルトで用意されるナビゲーションメニューはレスポンシブ対応しているので、デフォルトのメニューを使用しています。使用するメニューを選択し、メニューに表示させる項目を追加して、表示名とリンクを設定します。

メニュー

ホーム > 管理 > サイト構築 > メニュー

  • メニューの追加
  • 既存メニューの一覧 > メニューの編集

ホーム > 管理 > サイト構築 > メニュー > Manage > Main Navigation

  • リンクの追加
  • メニューリンクの設定 > 編集

ホーム > 管理 > サイト構築 > メニュー > item > 1 > メニューリンクの編集

  • メニューリンクのタイトル
  • リンク
  • 有効/無効の選択
  • 親リンク
  • 表示設定 / メニューリンクの順番の指定
  • 説明
2.Conclude.

前回のコンテンツメニューの概要説明に続き、今回サイト構築メニューの概要説明をまとめました。Drupalでサイト構築を行う為に必要な設定が集約されているので、書き出して見ると結構なボリュームになっています。

コンテンツメニュー、サイト構築メニューと2回に渡り記事にした理由が、Drupalはページを作成し、公開を行う際に、デザインや構成を含めて、ページ作成とは別の場所で設定を行う必要があり、目的通りのページや構成を行いたいのであれば必須のプロセスであります。

この概念の説明を行うためにこれだけのボリュームの記事となってしまいました。まだ上手く要点をまとめきれていないので、2回に渡って書いた記事の要約を次回の記事でまとめられればと考えています。

Next article
Content and Structure. 

Drupalでページを作成するには、ページを作成するコンテンツメニューだけでなく、サイト構築のメニューでサイト構成を目的とする形に設定しないと、デフォルトで用意されるページ構成から抜け出せず、自由にページを構成する事が出来ません。この事を理解する事が、Drupalを利用していく基本概念になります。事項でこの事をまとめていきます。

投稿日
2024-10-24
投稿者
S.Takeda
タグ
記事内容
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