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ジーンズといえばLevi's 501と思っていた私に、ジッパーフライとトラウザーズ的なシルエットの魅力を教えてくれたLee 101-Z。センター黒タグと呼ばれる50年代のモデルで、元々カウボーイ向けに作られた股上深めのゆったりとしたストレートです。ジェームス・ディーンが「理由なき反抗」で履いていたことで知られていますが、実際に履くと主張しない穏やかな個性で、何にでも合わせやすい懐の深さがあります。
101-ZのZはジッパーフライを表しています。101-BのBはボタンフライを表しています。
Lee
Levi'sは労働者(工業系の労働者で工場や炭鉱など)向けの作業着から進化していますが、Leeはカウボーイ(農業系の労働者で牧場や農園など)向けの作業着から進化しています。
501が、作業のしやすいスタンダードなストレートのパンツとして作られている事に比べ、101は馬に跨る事を考慮され作られています。深い股上や、腰から裾に向けてのゆったりとしたシルエットは、カウボーイが馬に跨る前提で作られています。
使われるデニム生地もLevi'sと異なり、Levi'sが真っ青に色落ちしていくのに対し、Leeは色が残りやすく、緑みがかった青へとエイジングしていきます。
Levi'sのような、あたりのついた髭模様の色落ちではなく、膝やお尻だけが擦れた色落ちをする、控えめなエイジングこそがLee 101-Z最大の魅力です。股上が深くトラウザーズ的な履き心地なので、何も考えず手に取れる使用頻度の高い一本になっています。
着こなし
Lee101-Zは、ミリタリーのフィールドジャケットとの相性が良いので、M47やM43、M65などと合わせて着る機会が多いです。
春先から秋にかけては、M47やM43のような一枚仕立てのフィールドジャケットと白や黒のシンプルでタイトなTシャツを合わせます。秋冬は、セーターをインナーに着込み、M65を合わせます。
わたりが太くストレートに落ちるシルエットがミリタリーアウターと相性が良く、ゴツめのブーツを合わせるとハードな着こなしを楽しめます。
Tom Ford T-shirt
春夏はTom Fordの黒のヘンリーネックTシャツと合わせて着る機会が多いです。ビスコースで仕立てられニットに近い着心地になります。

丈が33inchと長めなのでヒールの高さがある靴を合わせます。夏には柔らかく見た目も軽いロロピアーナのホワイトソールを合わせる機会が多いです。

Levi'sはRolexのイメージがありますが、LeeにはIWCのMark11 RAFを合わせる事が多いです。

カウボーイが履くデニムなので、跨ったところの色落ちが特徴です。
M47 Field Jacket
割とかっちり作られているM47フィールドジャケットを合わせます。M43も合わせますが、色が残っているLee 101-Zはツイル生地でしっかりした作りのM47の方が相性が良く感じています。M43はもう少し褪色したジーンズの方が相性が良いので、60sの502と合わせる機会が多いです。

春から秋にかけては、M47と合わせる機会が多いです。
M65 Field Jacket
M65はミリタリーウエアの王道中の王道で、組み合わせを選ばないアウターです。特徴は太いアームホール、厚手の裏地があるので厚めのセーターを着込む冬場に大活躍します。
本物の軍服で、動きやすさが原点にあり、ゆったりしたシルエットが特徴ですが、ワタリが太めの101-Zとの相性は抜群です。

冬は、M65と厚手のセーターを合わせます。ボトムはボリュームのあるブーツを選択するとバランスよくまとまります。
股上が深く動きやすいトラウザーズのような履き心地の良さがLee 101-Zの特徴です。
Details.
- センター黒タグ(50s)
- 6本ベルトループ
- ウエスト30inch レングス33inch
- 後ろポケットにたたきの修復あり
- 色は濃く残っています。
Coordination.
- フィールドジャケット : M47 サイズ44
- フィールドジャケット : M65 Medium Short
- Tシャツ風ヘンリーネックのニット : TOM FORD サイズ46
- Denim : Lee 101-Z 1950s ウエスト30inch:レングス33inch
- 靴 : ロロピアーナ : White Sole
- ブーツ : White's
- 帽子 : Borsalino
- 帽子 : リアルマッコイズ
- 時計 : IWC Mark11 1940s
- サングラス : Ray-ban WAYFARER 90’s(BAUSCH+LAMB)
手入れについて
私は、ヴィンテージジーンズも自分で洗います。ジーンズを裏返して、浴槽に水を張り、デニム用洗剤か、なければアクロンやエマールなどの低刺激な洗剤を溶かして、軽く押し洗いをして、少し浸けてしまいます。
浴槽で濯ぎを行い、タオルで水気を取り、平置きの陰干しで乾燥させます。タオルで水気が取れない場合、洗濯用ネットに畳んで入れて、軽い脱水をしてから干す事もあります。
ヴィンテージのジーンズを毎日履く事はないので、それほど頻度は高くないのですが、良く言われる色落ちを気にしすぎて洗わない方が、油脂汚れによる劣化が起きやすいので、気がついたら洗濯をするようにしています。
Conclude.
501ZXXを探していてたまたま辿り着いたLee 101-Z 50s。実際に履くうちにその良さが見えてくる使うほど愛着が増す一本です。ディテールや派手な色落ちといったアイコン的な主張はないですが、その「主張しないこと」こそがLee 101-Z最大の魅力だと感じています。作りがトラウザーズ的なので、Levi’sのジーンズ的な履き心地に比べ、ゆったりしてより楽に履ける事も使用頻度が高くなる理由です。